同じ穴の無慈悲

パルプンテ

沙汰無しマン・ホームカミング

こちらではお久し振りです。 
悪魔の唸り声の様な駆動音がする冷蔵庫とふたり暮らしをしている男です。


4月頭にゲーム会社に入社しました。
好きなことに関わる仕事には抵抗感はありましたが、そうでない仕事に比べて自分がどうなるか想像がつかなかったので、想像のつかない世界に勢いで突っ込んでみるならまだ若い今だろう、と思って今に至ります。


僕は特に入社した会社の大ファンという訳ではなかったので、就活中・内定後・入社後通して余計な熱に浮かされることなく過ごし、5月半ばまでの研修を受けています。


娯楽業界全体の傾向でもあるのかどうかはちょっと分かりかねますが、他社との競合、世間の評価による影響、納期などの要素からか会社の傾向としては現実主義寄りなので、空疎で人に隷従を強いるタイプの理想論・精神論が苦手な身としてはそこは気に入っています。


また、同期にはそれぞれステータス値を変なところに割り振った人が集まっているからか、自分史上最高に気の合わない人達と、つい最近知り合ったとは思えないほど気の合う人がいたりします。


仲良くなった同期達とはGWに飲みに行きましたが、話も合うし楽しく美味しいお酒が飲めました。まあ実際入った店のお酒と料理が美味しかったんですけどね。


ちなみに同期のひとりは「『今日も一日がんばるぞい!』を使う真の資格を持つのは俺たちゲーム会社の新入社員だけなんだぜ……?」と目を輝かせながら言っていましたが、ツインテールの可愛い女の子ではない時点でどこの業界の新入社員であってもその資格は偽であると僕は思っています。


気の合わない同期の方についてはまた僕の個人的な考えと共にどこかの機会で。


そんなこんなで初めての一人暮らしのこと、会社のこと等、書けることは沢山ありますし、その中で書いてみたいことも幾つかありますが、幸いにも書かなければならないことは今の僕にはありません。


ですので、ジョウロから水を少しずつ流していくように、ゆっくりとこれから数日に1回ブログを書いていこうと思います。


などと綺麗なものには到底なるはずもなく、実際にはねじり鉢巻を巻いた寿司屋の下っ端板前が店先にバケツで水をぶち撒けるようなものになるのが関の山ですが、それはそれで涼しさに一役買うことが出来るのでご愛嬌。


平成の世は、冗長に綴って無駄に美辞麗句を並べて知名度の低い作家や音楽家の名前を出しておけば周囲の人々が勝手に上手い文章だと持て囃してくれる(※)時代です。


だからこそ、どうせ上手くは綴れない僕は打ち水のような分かりやすさと親しみやすさを試行錯誤しつつ目指そうと思う次第です。


ところで時代と次第で韻踏んでるの気付きました?僕は上の一文を書いて40秒後くらい呆けた顔をしてから気付きました。自分の文章に親しめていない。


またの機会に僕が理想とする文章を書く人を紹介しつつ、どこを吸収出来るか考えてみたいと思います。


このブログは現状なかなか読みにくいことは承知しておりますが、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

 


※このブログはノンフィクションですが、実在の村上春樹には一切関係ございません。